計算例目次に戻る 伝熱計算事例
1、配管内を流れる空気・水の放熱・加熱
1-1、
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外気温度10℃、長さ10m、内径10mm、肉厚2mmの鉄配管がヒーターにより60℃に保たれているとき外部へ失われる熱量はいくらか? |
1-2、
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外気温度10℃のとき、内径16mm、肉厚3mmの耐熱塩ビ配管内に40℃の湯が流速0.5m^3/hで流入したとき15m配管出口の水温は? |
1-3、
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流れを止めた後の水温低下 |
1-4、
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外気温度10℃、長さ15m、内径16mm、肉厚3mmの耐熱塩ビ配管内に40℃の湯が流速0.5m^3/hで流れているとき外部へ失われる熱量はいくらか? (両側に流体境膜がある場合) ソフトを立ち上げ、円筒の放熱 →切り替えをクリックし入力画面を出す。長さ15m、外気温度10℃、構造材欄に内側温度40℃、塩ビの熱伝導率0.18W/m℃、厚さ3mm、管径0.016m、流速0.5m^3/h、内側の対流熱伝達率3100w/m^2℃を入れ、保温材厚さ0mmを入れ、実行をクリックする。→結果: 対流放熱量 180W、 放射放熱量75W、合計255Wの熱量を外部へ放出する。 これに厚さ10mm、熱伝導率0.06W/m℃の保温材で保温すると対流放熱量 116W、 放射放熱量45W、合計161Wの損失で済む。(保温材欄に厚さ10mm、熱伝導率0.06W/m℃を記入し、実行をクリック。 |
1-5、
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N2ガスを室温から60℃に暖めて使いたい。使用量は間歇的に0.05m3/h、圧力は4.5MPa、流入温度は室温20℃、配管長さは10mのときガス温度は何度まで上がるか。 ガスが間歇でなく連続して0.05m3/h流れるとしたとき、上記の画面で4.5MPaにおける比重0.0563g/cm3、比熱0.24kcal/kg℃を入れる。内側温度を20℃、外気温度を60℃、内径8mm、管肉厚2mm、配管長さ10m、配管熱伝導率53W/m℃、保温材厚さ0mmとおく。さらに、配管にヒーター線を巻きつけて鉄管を直接加熱し60℃に制御するとして、外側流体境膜のない条件、対流熱伝達率外側10000W/m^2℃とおく。(流体温度と壁面温度を同じにするため) 対流熱伝達率内側はガス圧力が高く密度が大きいので10W/m^2℃よりは大きいと思うが一応10W/m^2℃としておく。この条件で実行をクリックすると60℃を得る。現行配管にヒーター線を巻くだけで問題ないようだ。ただし、ヒーター線巻きつけによる温度ばらつきは別途検討する必要がある。 |
1-6、 |
80℃高温ガス(空気)の通る直径100mmの配管の断熱材の厚さをいくつにしたらよいか? |
熱伝達計算の式
計算には他にもいろいろ実験式がありますが、ここでは下の式を用いました。
1、円筒の放熱 外部方向への放熱 (単位長さ当たり)(円筒内に温度の傾斜がない場合) |
2、円筒の放熱 流れ方向の温度変化 T=Ts+(T0-Ts)*exp(-k*x/(c*ρ*v)) T:入口からxm流れた点の流体の温度 Tg:外側表面温度 Ts:外気温度 k:熱伝達率 c:比熱 ρ:密度 v:流量 x:入口からxm流れた点位置 |