計算例目次に戻る　　　　　　伝熱計算事例

　　7、金型の加熱

7-1、

外気温度20℃のとき、縦横80ｃｍ、厚さ両型合わせて50ｃｍ金型を60℃まで1時間で加温するのに必要なワット数はいくらか

加熱計算→固体の加熱をクリックする。外気温度20℃、縦横0.8ｍ、奥行き0.5ｍ、熱伝導率53W/m℃、比重7.85ｇ/ｃｍ3、比熱0.11ｋcaｌ/ｋｇ℃、上昇時間1ｈを記入し実行をクリックする。結果→必要熱量13.5ｋW。
、 　




熱伝達計算の式　

　　計算には他にもいろいろ実験式がありますが、ここでは下の式を用いました。

1、金型外面からの放熱　
　　　
　　Q=Qh+Qt=Qλ　　　　Qh：放射放熱量　　　　　　　　　　Qh=（Tg^4-Ts^4）*A*B*σ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Tg：外側表面温度　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ts：外気温度
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　A：放熱面積
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　B：放射率
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　σ：ステファン-ボルツマン定数

　　　　　　　　　　　　　　　Qt：対流放熱量　　　　　　　　　　Qt=（Tｇ-Ts）*A*C
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　A：放熱面積
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　C：対流熱伝達率

2、金型の加熱

　　Qw＝a*ｂ*ｃ*ｄ*ｃｐ（Th-Tl）　　　　　　　　　　　　　　　　Qw：金型を昇温するに要する熱量　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　a：たて　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｂ：よこ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｃ：奥行き
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｄ：比重
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｃｐ：密度
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Th：加熱後温度
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Tl：加熱前温度


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